主催者様から「〈運読〉で楽しむ『源氏物語』 ーー視覚障害者が古典文学を味わう三つの方法ーー」のお知らせをいただきました。国文学研究資料館の伊藤鉄也先生を講師に迎えて、視覚障害者が古典文学を味わう三つの方法(聴読・触読・運読)について学ぶことができる講演会だそうです。
『源氏物語』を視覚障害者はどのように読書し、作品を味わっているのか、というテーマは非常におもしろい視点と感じました。主催者さまから「本メールの転送・転載を歓迎いたします。」とご連絡をいただきましたので、ご紹介させていただきますね。
「4しょく会」秋のイベント 〈運読〉で楽しむ『源氏物語』
ーー視覚障害者が古典文学を味わう三つの方法ーー
源氏は奥深い。源氏は難しい。源氏はすばらしい。
いうまでもなく、『源氏物語』
奥深いから難しい。難しいからすばらしい。目で『源氏物語』
紙が貴重で、印刷技術が未発達な時代、
聴読と触読は視覚障害者にとって伝統的な読書法だと定義できます
紫式部の『源氏物語』
墨で書かれた線を指先で辿る行為は、
本イベントでは、『源氏物語』
聴読・触読に加え、運読というユニークな鑑賞法を獲得すれば、
日時 2015年12月5日(土)13:00~17:00
主催 視覚障害者文化を育てる会(4しょく会)
協力 宇治市源氏物語ミュージアム
宇治観光ボランティアガイドクラブ
参加費 会員および学生500円、非会員700円
定員 50名(要予約、先着順)
「日程」
12:40 JR宇治駅の改札口を出た所に集合(班分け、参加費徴収)
13:00~13:40 宇治市内のまちあるき(源氏物語ミュージアムへ)
13:40~14:40 源氏物語ミュージアム見学(聴学)
14:40~15:00 世界遺産・宇治上神社周辺の散策
15:00~15:30 宇治上神社から宇治市観光協会へ移動
15:30~16:30 講演とワークショップ「源氏写本研究の魅力と可能性」(伊藤
鉄也氏)
16:30~17:00 意見交換
※当日、京都駅からJR奈良線を利用される方は、12:
発の普通電車にご乗車ください。
※当日は動きやすい服装でお越しください。雨天の場合は、
心とするなど、無理のない形でイベントを実施します。
※ミュージアム入館時に身障者割引が適用されますので、
ください。
※イベント終了後、京都駅周辺で懇親会を行いますので、
さい(会費4000円程度)。
※イベント参加申し込みは、
す。定員に達し次第、受け付けを終了しますので、
(なお、申し込み先のメールアドレスは従来と異なります)。
電話 080-2527-9383(佐木理人、平日の21:00~
00)
メール hirose@idc.minpaku.ac.jp(
※参加申し込みに際して、「かならず」
1. お名前・ふりがな(フルネームで)
2. 電話番号またはメールアドレス(
します)
3. 視覚障害の有無・程度(班分け時の参考とするので、全盲・弱視・
差し支えのない範囲でお書きください)
4. 懇親会の出欠(当日の変更は原則としてお受けできません)
管理人からの補足
『源氏物語』で中の君と浮舟が絵物語を読んでいる場面を思い起こせば、物語は女房がお姫様に読み聞かせをしていた姿が思い浮かびます。聴読・触読はわかったのですが、運読はどのような読み方なのでしょうか。主催者様によると、「運筆(筆の使い方)の妙味を体感するのが運読なのです。」とのこと。気になります。
「晩秋の京都・宇治のまちあるきも楽しみます。」とのこと。景色も楽しめて、楽しいイベントになりそうですね。
お詫び
イベント紹介を公開した後に気がつきました。参加申し込みの締め切りは「11月27日までに電話かメールで以下にお願いします。」と書かれていました。大変失礼をいたしました。このようなイベントがこれから行われるという紹介として受け止めていただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。